マレーシア航空機の行方が1週間以上経った今も謎に包まれる中、ちょっとタイムリーすぎるが、ハイジャック・アクション映画『Non-Stop(邦題:フライト・ゲーム、日本公開日:2014年9月6日予定)』を観てきた。フランスの制作会社がほとんどの制作費を出しており、米仏の合作映画である。
主演は、私の大好きな名作『Schindler’s List(邦題:シンドラーのリスト)』で主演し、最近では、『Taken(邦題:96時間)』、 『Taken 2(邦題:96時間/リベンジ)』などでグローバルヒーローとして知られる現在61歳のLiam
Neeson(リアム・ニーソン)。
脇を固めるのは、数々の映画に出演しているベテランJulianne
Moore(ジュリアン・ムーア)、TVドラマ『Downton Abbely/ダウントン・アビー~貴族とメイドと相続人~』で有名なMichelle
Dockery(ミシェル・ドッカリー)、そして 『12 Years a
Slave(邦題:それでも夜は明ける)』でアカデミー賞助演女優賞を受賞したばかりの今とても旬なLupita
Nyong'o(ルピータ・ニョンゴ)。
舞台はニューヨーク発ロンドン行きへの直行便旅客機の機内。米連邦航空保安官のBill
Marks(ビル・マークス)は離陸後、暗号化された秘密のネットワーク 経由で「1億5千万ドルをオフショア口座に払わなければ、20分毎に乗客を1人殺す」というメッセージを受け取る。 マークスはたちの悪いイタズラだと思うが、最初の1人が実際に20分後に殺され、マークスは犯人が本気であることを知る。パイロットや信用のできる乗務員に何が起きているかを打ち明けるが、口座名義人はマークス本人となっていることが判明し、更には爆弾が飛行機の中から見つかり、乗務員乗客の疑いの目はマークスに。連邦組織もマークスをハイジャック犯として追い始める。
高度4万フィート、空の密室と化した旅客機の中、姿を見せない謎のハイジャッカーを相手に周囲に疑われながらも1人での必死な闘いが繰り広げられる。
犯人は飛行機内にいるのか。複数いる怪しい乗客たち。犯人の目的はなんなのか。
その謎は全て劇場で明かされる。
特別素晴らしい!と思えるような映画ではないものの、テンポよく、スリル感と緊迫感あり、そしてツイストもあり、普通にドキドキしながら楽しめる映画だ。さまざまな人間心理や9.11後のアメリカにおいての人種的な先入観にさりげなく触れている点も面白い。
監督はスペイン出身のJaume Collet-Serra(ジャウム・コレット=セラ)。リアム・ニーソンとは2011年の『Unknown(邦題:アンノウン)』以来のコラボレーション。来年2015年には今プロダクション中の『Run
All Night(邦題未定)』でもコラボレーションしており、相性の良さがうかがえる。
映画館でポップコーンとコーラを飲みながら楽しみたい一作。
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