まず、『Gone Girl(邦題:ゴーン・ガール)』。作品賞、監督賞、脚本賞の3部門でノミネートが期待できるかと思ったが、どこの部門にも候補として入らなかった。
そして『Interstellar(邦題:インターステラー)』。こちらも作品賞にも監督賞にも残念ながらノミネートされることはなかった。
両作品ともノミネートされなかったことには首を傾げてしまうが、一方でノミネートされている作品が納得できないわけでもない。むしろ一つ一つの作品を見てみると納得できる。実際にノミネートされた8作品のどれかが抜けてても、同じことを思ったであろう。
ちなみに、Best Picture Nominations(作品賞ノミネート作品)は以下のとおり。
- American Sniper(邦題:アメリカン・スナイパー)
- Birdman(邦題:バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡))
- Boyhood(邦題:6才のボクが、大人になるまで。)
- The Grand Budapest Hotel(邦題:グランド・ブダペスト・ホテル)
- The Imitation Game(邦題:イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密)
- Selma(邦題:セルマ)
- The Theory of Everything(邦題:博士と彼女のセオリー)
- Whiplash(邦題:セッション)
『The Lego Movie(邦題:レゴ・ムービー)』も大ヒットしたが、長編アニメ部門にノミネートされることはなかった。これも多くの人が驚いたのではないだろうか。
『Selma(邦題:セルマ)』もゴールデン・グローブ賞では評価が高かったが、アカデミー賞でのノミネーションは作品賞とオリジナル楽曲賞のみに留まった。
俳優、女優では、『Big Eyes(邦題:ビッグ・アイズ)』 のAmy Adams(エイミー・アダムズ)がゴールデン・グローブ賞に続き、主演女優賞にノミネートされてるかと思ったが、意外にもされなかった。“意外”というのは彼女の演技の評価が高かったというよりは、アカデミー会員が好きな女優なのに、されなかったことが意外という意味である。
あとは、『Nightcrawler(邦題:未定)』で不気味な演技を披露したJake Gyllenhaal(ジェイク・ジレンホール)も主演男優賞にはノミネートされず。『The Most Violent Year(邦題:未定)』のJessica Chastain(ジェシカ・チャステイン)も助演女優賞にノミネートされなかった。
ゴールデングローブ賞で勝ち組となった『Boyhood(邦題:6才のボクが、大人になるまで。)』と『Birdman(邦題:バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡))』がアカデミー賞でも多くの部門でノミネートされた。
日本作品では、2013年に公開されたスタジオジブリの高畑勲監督の『The Tale of Princess Kaguya(原題:かぐや姫の物語)』が長編アニメーション部門でノミネートされ、話題となっている。
アカデミー賞本番はアメリカ時間の2月22日!
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